私たちは、いくつかの高校を親子で見学する中で、最終的に「ここなら安心して通える」と親子共に感じ、岩谷学園を選びました。学校全体の落ち着いた雰囲気や、先生方の穏やかな対応がとても印象に残っています。
我が子は、小・中学校を通して支援級に在籍してきました。人との関わりが苦手で、一人で過ごすことも多く、高校生活を送れるのかという不安がありました。学校見学の際、校長先生とお話ができ、そのことについてお聞きすると「同じような生徒さんもいるので、気にしなくても大丈夫ですよ。穏やかな生徒さんが多いのできっとこの学校に合うと思います。待っています。」と言っていただき、その言葉に子ども自身が安心した様子を見せていたことを今でも覚えています。また、子どもはパソコンを使うことが好きで、学習や活動の中でパソコンに触れる機会が多い点も、この学校を選ぶ大きな決め手となりました。本人の興味や得意なことを大切にしながら学べる環境があることは、親としても安心できるポイントでした。
親として特に魅力を感じたのは、卒業後の進路が一つに限られておらず、いくつかの選択肢があることです。進学やその先を見据え、子どもの成長や気持ちに合わせて進路を考えられる点は、大きな安心材料でした。
入学後も、先生方は一人ひとりの状況に寄り添い、温かく見守ってくださいました。学校生活に慣れるか、三年間通い続けられるかという不安もありましたが、大きな問題もなく、落ち着いて通うことができました。
卒業後の進路についても、相談に乗ってくださり、企業実習などの経験を通して本人が将来を考える機会を持つことができました。最終的には専門学校への進学を選択しましたが、その過程でも温かく背中を押してくださり、また丁寧にご指導いただきました。
三年間、子どもに寄り添い、安心して過ごせる環境を整えてくださった校長先生をはじめ、先生方には心より感謝しております。
この学校での経験が、次のステージへ進むための大切な土台になったと感じています。
発達障害の特性もあり、以前は周囲の言葉に「じゃあ、それにする」と深く考えず同調して物事を決めてしまうことが多かった息子。岩谷学園への進学も、体験授業での「パソコンが面白い」「少人数がいい」という理由だけで決めてしまったように見え、親としては「本当にこれで良いのだろうか」と大きな不安を抱えてのスタートでした。
しかし、入学後の成長はそんな不安を吹き飛ばすほど驚くべきものでした。担任の先生が息子の長所を細かく見極め、的確なアドバイスをくださったおかげで、息子は自ら「進学する!」という目標を掲げました。そこからの勉強、生活態度、行動力の変化は目覚ましく、親の私が驚くほどの早さで逞しく成長していきました。
先生方は、進路の相談はもちろん、本人が自身の苦手なことを自覚し、その対処法を学べるよう、些細な悩みにも根気強く寄り添ってくださいました。その支えがあったからこそ、3年間落ち着いて物事に取り組み、最後の夏休みには初めてのボランティア活動にも挑戦することができました。入試直前には、担任の先生をはじめ、生徒会担当の先生、そして校長先生までもが、面接練習や願書作成に親身になって協力してくださり、無事に合格を勝ち取ることができました。
また、コロナ禍という困難な状況下でも、先生方が工夫を凝らして学園祭などの機会を作ってくださったことにも感謝しています。少しずつ自立へと向かう子供たちの姿に、親としては寂しさを感じつつも、私自身も「子供との適切な距離感」を学ぶことができました。
岩谷学園で過ごした時間は、親子共々成長させていただけた、かけがえのない充実した3年間でした。改めて、この場をお借りして先生方に深く感謝申し上げます。
私はこの学校に入学して色々なことを学び、挑戦してきました。勉強面では中学校で学んでこなかった科目に対して、最初は難しく感じましたが、先生の丁寧な指導で理解が深まったと同時に勉強へのさらなる意欲も湧くようになりました。
また、学校生活について初めは話ができる友達が少なかったですが、次第に友達の輪が広がり、放課後や休日にも一緒に過ごす機会が増えました。さらに、クラスの友だちはただ共感してくれるだけではなく、自分の足りない点に対してアドバイスをくれる、私にとって欠かせない存在となりました。
合唱コンクールでは自ら指揮者に立候補をしました。普段、人前に立つことが得意ではない私ですが「将来人前で何かできるようになりたい」いう思いから挑戦することにしました。これまで経験したことがなかったので練習を始めたころは先生からの指導や友達からの意見がたくさん出て、指揮者を諦めようと思いましたが、クラスメイトからアドバイスや励ましの言葉をもらい、自宅でも毎日コツコツ努力を続け、1ヶ月間無我夢中で練習しました。不安は残ったままコンクール当日を迎えました。最初は自信がありませんでしたが、結果発表では最優秀指揮者賞に選出され、クラス合唱でも金賞を受賞し、栄冠に輝くことができました。このような結果は、たくさんの方々に支援していただいたからこそ、受賞できたと思いました。
この学校に入学すると、今まで自分ができなかったこともたくさん経験できます。自分の可能性を信じてチャレンジしてみてください。たとえ、最初は上手く行かなくても、先生方がサポートしてくれるので、怖がらないで頑張って欲しいです。
私がこの学校を選んだ理由は、中学生の時の学校見学で、みんなが楽しそうに授業していて、先生も優しそうだなと思ったからです。就職や進学の進路の幅も広そうで、ここだったら頑張れるなと思い、岩谷学園に入りました。
最初は不安もあったけど、先生方やクラスの雰囲気が良く、充実した3年間を過ごすことができました。テストは1年間で4回あり、勉強をするのが大変でしたが、対策があるので高得点を取ることができました。
岩谷学園では検定を受けることができます。漢字検定やビジネス文書実務検定など色々受けて、合格した、落ちたものもありましたが、今となっては、検定に挑戦したことが、今後の人生において良い出来事だと思います。
学園祭や合唱コンクールなどの行事もあり、2年生の修学旅行では、箱根や小田原などに行きました。どの行事も楽しかったです。
進路についても、先生方が指導してくれて、2年の頃は、実習に何度か行って色々と体験させてもらいました。一度は就職も考えましたが、色々と悩み最終的には、パソコン関係の仕事につきたいなと思い、IT系の専門学校に行くことになりました。ここまで何度も進路を変えても、ちゃんと自分の意見を尊重してくれたのは、先生のおかげです。これから岩谷学園に入学する人は、ここでの3年間は、後悔しないと思うので、ぜひ楽しい学校生活を送ってください。
64名の新入生の皆さん 入学おめでとうございます。
今日よりは、岩谷学園高等専修学校の生徒として、新たな生活が始まります。皆さんは、 横浜市や川崎市だけでなく、県内各地から、また東京をはじめ県外からも入学する人がいて、 実に多くの学校から 集まってきています。
皆さんが、本校の入学を希望した理由はさまざまだと思います。「入学したら友だちをたくさんつくりたいな」とか、「簿記や英語の検定を合格するために勉強を頑張りたいな」など、一人ひとりがこれから始まる学校生活に、期待していることがたくさんあると思います。
今の この気持ちを 大切にしていってほしいと思います。
さて皆さん、岩谷学園の建学の精神、つまり学校の目標は知っていますか? 是非これから覚えていってほしいと思います。
岩谷学園の目標は、学校での学びを通じて、「努力心」「誠実心」「独立心」を養って、平和な世の中をつくるために、力を尽くす人を育てることです。
この目標を一度に達成しようと頑張ることは大変なことです。
そこで、今日は新入生のみなさんに、この一年間で特に大切にしてほしいことをお話しします。それは、学校の目標の一つとなっている「努力心」を磨いてほしいということです。
中学校とちがって、高等専修学校では高等学校の学習をしますし、卒業後に社会人や大学生となるなど、大人への一歩を踏み出す時期となります。
その過程においては、失敗したり、一生懸命頑張っているのに思うようにいかなくなったりすることもたくさん出てくると思います。そのようなときに、粘り強く努力することは とても大切なことです。
私は、NHKで放映されている「新・プロジェクトX」という番組をよく見ています。
私がなぜ、この番組を好きになったのかというと、瀬戸内海に大きな橋を架けたり、山の中をくりぬいて長いトンネルをつくったり、遠くを流れている川から水路を引いて砂漠地帯を豊かにするなど、常識で考えたら、だれもが不可能と思われることにチャレンジして、目的を達成していくドラマがあるからです。
その中で、「もう無理かもしれない」「これ以上考えられない」と諦めそうになっても、「まだ何かできる方法はないのか」と知恵を絞りだして考えていく、そこに携わる人たちの努力や逞しさが、感動のドラマを生み出すからだと思っています。
皆さんも、目の前に困難が立ちはだかった時に、それを乗り越えて目的を達成する、感動的なドラマを演じる主人公になったつもりで、努力を重ねてほしいのです。
その努力は 必ず 実を結ぶことになると思います。
岩谷学園は 誰もが主役になれる 可能性を秘めている学校なのです。
でも、努力を続けることは時には苦しいものです。ですから、一人で抱えるのではなく、 遠慮なく周りの人の力を借りてください。身近な友達やおうちの人、学校の先生など、皆さんの周りには相談できる人はたくさんいるのです。
自慢するわけではありませんが、岩谷学園の上級生はみんな、それぞれの悩みと向き合いながら頑張っている、頼りになる人たちです。きっと皆さんの力になってくれることと思います。
2年生・3年生の皆さん、進級おめでとうございます。新入生を迎えて、頼りになるお兄さんやお姉さんとして、だれにとっても過ごしやすい学校をつくるために頑張ってほしいと思います。
2年生の皆さんには、学校目標の中でも特に「誠実心」を意識して過ごしてほしいと思います。岩谷学園での1年間の生活を経験したことによって、今年度に実施する学園祭や修学旅行・合唱コンクールなどの学校行事に向けて、一人ひとりが力を発揮してより良いものに作り上げていってほしいと思います。そのためには、自分の考えを伝えるとともに異なる考えにも耳を傾けるなど、周りの人と誠実に関わっていくことを意識してほしいのです。そうすることによって、皆さんの学校生活が何倍にも豊かになることと思います。
3年生の皆さんには、学校目標の中でも特に「独立心」を意識して過ごしてほしいと思います。今年は3年間の学校生活にとって総仕上げの年になります。一人ひとりが卒業後の進路を決定していく大切な時期となります。その進路は自分が考えて責任をもって決めていくことが大切です。そのためには、多少面倒なことでも自分の力で乗り切ろうと努力する自立した人になる必要があります。そうすることによって、卒業後の皆さんの人生は大きく開かれていくことと思います。
今年一年が、皆さんにとってかけがえのない年になることを願っています。
2026年4月より本校校長に就任いたしました。本校は80年におよぶ歴史を刻む中で、学園の教育テーマである「楽しい教育」の実現を目指して、教育活動を積み重ねてまいりました。その歴史を受け継ぎ、新たな価値を創り出すことができる人材の育成に努めてまいります。
本校では昨年、eスポーツを教育活動の一つに導入したほか、グループ校である「ひがし北海道IT専門学校」との連携を進め、北海道キャンプの実施や専門学校教員による「AIがつくる近未来」をテーマにした授業を実施いたしました。
また2026年1月には、神奈川工科大学との包括連携協定を締結することができ、大学が実施する高大連携講座にも参加させていただくことになりました。この取組と連動して、今年度はレゴプログラミング体験も充実してまいります。
従来から取り組んでまいりました「合理的配慮によって安心な学園生活を実現する」こととともに、生徒の皆さんが様々な分野に関心を持つことができる教育活動を展開し、誰もが主役になれるインクルーシブな学校をめざしてまいります。
今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
山下 昌永